年齢とは単なる数字に過ぎないと言われます。現在、私は54歳にして人生を何度も送ってきたように思っています。毎年、困難と成功がありストーリーそのものでした。40歳で妻を亡くし、42歳で独立起業、そして現在は高齢の両親の介護というのが、私の人生の大きな3つの節目となります。
その1. 妻を亡くし悲しみに暮れる
40歳の時、私は人生で最も悲惨な喪失感を味わいました。妻が天国へ逝ったのでした。その痛みは耐え難いもので、私はまるで海で遭難した船のように、嵐の中で必死に浮いているような気分でした。しかし、年月が経つにつれ、悲嘆はプロセスであり、痛みを感じ、自分のペースで癒すことが不可欠であることを知りました。
様々なコミュニティやセラピーを通して、私は自分が一人ではないことを知り、孤独ではないという安心と居場所を見つけることができました。そして、妻は私が再び幸せをつかむことを望んでいたのだと思いました。
その2.独立起業と変化への対応
妻を亡くしてちょうど1年後、私は思い切って自分のビジネスを立ち上げる決意をしました。まだ喪失感から解放されていなかったし、起業家というアイデアは刺激的であると同時に恐怖でもありました。しかし、私はこのチャレンジに正面から向き合い、人生の変化を受け入れなければならないと思いました。
ゼロからビジネスを立ち上げることで、忍耐力、適応力、ネットワークの重要性など、多くの貴重な教訓を得ることができました。また、起業の旅には失敗がつきものであり、その失敗を受け入れることでビジネスオーナーとして成長できることも学びました。現在、私のビジネスは繁栄しており、ここに至るまでの努力と献身を誇りに思っています。
その3:年老いた両親の介護と決断そして感謝
高齢の両親を介護することで、自分の目標を見つめ直し、仕事とプライベートのバランスを取ることが必要になりました。両親と向き合うことで、忍耐力や思いやり、人と人とのつながりの必要性を学びました。
両親の世話をすることで、人生のはかなさや、家族や友人と時間を共有することの重要性を理解することができました。このような困難があっても、私を育て、支えてくれた人たちに恩返しができることに感謝しています。